2020年08月21日

愛はどうだ ~緒形拳と渋谷琴乃の掛け合いが絶妙~

遠藤察男脚本 緒形拳主演「愛はどうだ」の
第4話は「何ビビってんだ 」

第3話までは、プロデューサーの遠藤環が演出も兼ねていた。
ここ最近はプロデューサー兼演出というの見た記憶がないな。
第4・5話は山崎恒成が演出。

第4話では、
かなえ(演:つみきみほ)と矢沢誠(演:福山雅治)が三崎家で出会うことになる。
なかなかお似合いの二人で、さなえ(演:渋谷琴乃)が
二人の気持ちにすぐに気づくところが面白い。

愛はどうだ」の魅力の一つは、緒形拳と渋谷琴乃のやりとり。
テンポがとにかく絶妙でいい。親子というより友だちのよう。
緒形拳と羽野晶紀とのやりとりもそれに近い。

愛はどうだ」を見進めていると、三姉妹のキャラクター設定が素晴らしいなと感じる。

象徴的シーンが第3話にあった。

つみきみほと社長との関係があったことで
清水美砂が緒形拳にプロポーズされたことを報告できないでいた。
そこを、渋谷琴乃が軽い感じで清水美砂がプロポーズされたことを緒形拳に伝えてしまう。
その渋谷琴乃の優しさを、理解していたつみきみほが部屋でフォローする。

この一連の流れだけでそれぞれのキャラクター設定がわかる。
第4話では、緒形拳が自室に入った後乱れたスリッパを、
何事もなく清水美砂が直すとか、ちょっとしたことでキャラクターを表現している。
これはキャスト・脚本・演出のこだわり。
見ていて感心してしまう。


終盤、本村喜一(演:伊原剛志)を追いかける緒形拳が
「娘を、あやめを、よろしくお願いいたします。」
というシーンはグッとくる。
そこでおとなしく収まるのかと思いきや、うまくいかないのが「愛はどうだ」。

すぐそこから結局「お願いします」と入ったものの
心配になってしまう緒形拳の気持ちの揺れ動きが激しい。

ラストで、対峙する3姉妹と父親。
このカットは台詞がないのだが、4人それぞれが言いたいことが伝わってきた。

まだ4話で半分も来ていないが、面白すぎる。
posted by ようすけざん at 00:54| 東京 ☀| Comment(0) | 2004年以前の作品 | 更新情報をチェックする