そしてはじめに謝らなくてはいけません。
佐田真由美さん、申し訳ありませんでした。
ぶち壊してません。
素晴らしいとはいいませんが、なかなか良かった。
「花より男子」がなぜあんな結果になったのか?
そっちが疑問になってきたくらいだ。
それにしても、勢いある作品だよ。
山口紗弥加が良いテンションだし、佐々木蔵之介は小劇団によくいそうだし、
カンニング竹山、森三中大島も予想以上のできだし、
古田新太はおいしいし、爽快な1時間ちょっとだった。
堤演出ここにありの、テンポの良さだった。
上戸彩のはじけっぷりは2話に期待。
演劇って苦しいんですよ。
バイトしなきゃ生活していけないんですよ。
演劇だけで食っていけている劇団なんて両手で足りるくらいでしょう。
下手すれば、片手で済むかもしれない。
そんな感じで儲からないんです。
なぜか??
それは、結構お金かかるんですよ。作品作るには。
台本印刷代
練習する場所代に始まり、
公演する劇場の劇場費
衣装・化粧費
音響効果費
照明費
DM制作費
DM発送費
チラシ制作費
大道具費
小道具費
って、考えるとあっという間に数十万。
そして、公演する劇場によっては
劇場費がしゃれにならないくらい高い・・・
「下北サンデーズ」が劇中で使用していた「下北沢OFFOFFシアター」は
木~日までの週末4日 5ステージ(木仕込み・金1ステ・土日2ステ)で
204,750円+電気代実費。
ちなみに、シアターモリエールは1日17.5万円(休日)、
シアターアプルは1日70万円です・・・
例えば、
団員10名の劇団が
下北沢OFFOFFシアターで週末5ステージの公演を行い、
チケット代を1500円とした場合。
定員は100名なので、MAX100名×5ステージ=500名
500名×1500円=750,000円
支出はかなりかなり抑えても400,000円
ってことは、収入は350,000円にしかならない。
それを団員10名で割ると・・・
割ると・・・
35,000円にしかならない。
35,000円ですよ!!
それも、MAX500人なんて難しいし、
支出も素舞台でなければ400,000円に抑えるのは困難だし、
下北沢OFFOFFシアターは安くて有名な劇場なんです、
ってことは、ちょっとでも狂えば
要するに赤字なんてざらな世界なんです。
何ヶ月も費やしたのに、1週間バイトしたほうが儲かるんですよ。
それでもやり続ける。
何故にやるのだろう・・・
私も何故やっていたのだろう・・・
何か分からないすっごい魅力が
潜んでいることは間違いないんだが
それが何なのかはいまだに分からない・・・
とにかく、そんな魔物のような魅力に取り付かれたゆいかと
「下北サンデーズ」の行く先が楽しみでしょうがない!!



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