コールドゲーム ~いじめの加害者と被害者は永遠に加害者被害者~

ネタバレしますので、読まれる方は気をつけて。

荻原浩の「コールドゲーム」

”ぼくのたいせつなものを
うばった君へ
君のたいせつなものを
うばいに行くよ”
という帯に引かれて読んでみた。


まったくといっていいほど、登場人物に共感できない。
それどころか、加害者側に共感すら感じる内容だった。
出演者それぞれは、キャラクターが立っているんだけど
恐ろしいほど全員がわがまま、自己中。

それにしてもいじめは、なくならない。
それは、学生でも社会に出てからもそうだ。 
多くの人は誰かと比べて、優越感を持っていたいという
気持ちがあるのではないだろうか。
その、延長線上にあるのが、”いじめ”だ。

よく”いじめる方にも、いじめられる方にも問題がある”という人がいる。
それはいじめる側の理論であり、いじめられる側の理論ではない。
この作品でも前者の理論で話が進む。
普通に読むならテンポも良く楽しいが、なんだかつらくなることは否めない。

でも、いじめられっこが復讐する親の気持ちは十分に分かるなぁ。
まぁ~絶対にいじめられない子どもを育てたいし、いじめられてもそれに気づいて
対処できる親になりたい。
この作品を読んで、そういう意味で読んだ甲斐があったかなぁ。

 
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