ビターシュガー ~甘いだけが幸せじゃない。苦くたって不幸せとは限らない~

「ビターシュガー」
http://www.nhk.or.jp/drama/bittersugar/index.html
の脚本を書いている私の好きな作家のひとり、今井雅子。

その今井雅子が、「恋する、何度でも。」というタイトルでHPに寄せたコメントがいい。
http://www.nhk.or.jp/drama/bittersugar/about.html
「子どもが生まれたら、どんな子になってほしい?」と聞かれた女友だちは、少し考えて、こう答えた。
「女の子だから、たくさん恋をしてほしい」。
『ビターシュガー』の執筆中にその言葉が記憶の底から浮かび上がった。

健康でも優秀でもなく、「恋」という単語が飛び出したことも印象に残っていたが、
あのとき彼女は「いい恋をしてほしい」ではなく「たくさん恋をしてほしい」と言った。
恋の数だけ別れがあるわけで、傷ついたり、傷つけたりしてしまう。
それでも、破れた恋は何かを残していってくれる。
そう思えたから、彼女は生まれてくる女の子にも「たくさん恋を」と願ったのだろう。

先日5歳になったわが娘には、好きな男の子が二人いて、未来のダンナ様が日によって替わる。
恋は砂糖菓子のように甘くてふわふわしたもので、その苦味をまだ知らない。
でも、今は無邪気な娘にも、いつか「もう恋なんて、できない」と立ちすくんでしまう日が来るだろう。
そのとき、『ビターシュガー』というドラマを見て、
「甘いだけが幸せじゃない。苦くたって不幸せとは限らない」と思い直し、
「もう一度恋してみよう」と前に踏み出してくれたら......。
そんな想いを脚本に込めた。
「甘いだけが幸せじゃない。苦くたって不幸せとは限らない」って、
恋愛だけじゃなくて人生そのもの。

どんなことがあっても、もう一度チャレンジしていこうと、前に踏み出す。
忘れてはいけない言葉だ。

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