キャストが力を最大限力を発揮している一方で、
脚本と演出が力不足さが鮮明な「14才の母」
前週では設定のダメさを書いたが、今回は演出と5話の脚本について。
まずは、演出から。
とにもかくにも痛々しいほどの映像だ。なんかブチブチなんだよなぁ~
たとえば、 ラストで智志が涙を流して画面からフレームアウト・・・
そしていきなり車発進。
え~っ、そこでなんかお別れの言葉とかないの?
智志自ら車に乗ったっていうこと??
智志が車に乗るまでの表情とか大事でしょ??
もうこれで会えないかもしれないのに・・・
もうひとつ、空港で智志が人の波に逆行していき、マネージャーに捕まって・・・
そしたらいきなり人のいないところで、3人が絶妙な立ち位置で話をしている。
いきなりどこに移動しちゃったんだよ。
そこに移動するまでに、なんか会話があるでしょ!!
も~、とにもかくにも、全然気持ちが伝わらない。
カットカットで作品を作っていることはよく分かる。
それにしたってひどい。
脚本の井上由美子もこんなはずじゃ・・・の演出ではないだろうか。
ただ、脚本もひどい。
(1)あんな学校のイメージだけを気にする学生がいるか?っていうか、バカ学校か?
(2)あんな寒いDJやっている学生なんているのか?っていうか、いじめられそう。
(3)「自習」って黒板に書いちゃうあたり時代錯誤。っていうか、自習にしてどうする。
(4)結局父親は許したのか・・・っていうか、なぜ許したのか全く不明。
あんな説得で許されてしまうのか・・・父親としては納得いかない。
(5)金の話?将来の結婚の話?とか、説得材料をもっとリアルに見せないのか?
「大変だ、大変だ」って、生むことも大変だけど、生んだ後が大変なんだという説得が足りない。
「はじめは好奇心だろうけど・・・」
そう!好奇心でしちゃったんだよ。
そう考えると、2話の会話納得いかなくなる。
ず~っと引っかかっていたんだよなぁ。
「9週目に入ったところ。
妊娠3ヶ月っていえば、わかるかな。」
「え?3ヶ月?そんなはずないです。
あの、私、そういうことがあったの、7月13日です。
一度だけです。」
≪中略≫
「7月13日か。ちゃんと覚えてるんだね。」
「はい。」
「ってことは好きで、結ばれたってことね。
でもまさか、自分が妊娠するとは、思ってもみなかった。」
(どらま・のーと 「14歳の母」#2)
なんで日にちを覚えていると、好きで結ばれたことになるのか?
よ~分からん・・・







この記事へのコメント
マカ
確かに・・・どれもこれもヒドイですよね。
いまいちリアリティに欠けます。
どうしたいんでしょうね。
ちゃんと終わらせることが出来るんでしょうか。