You May Dream ~シーナ&ロケッツを描いた福岡発の佳作~

NHKの福岡発地域ドラマとして2018年3月2日に九州・沖縄地域で放送された
が2018年9月28日に全国放送された。


先日発表された東京ドラマアウォード2018で
を受賞した。


シーナ&ロケッツって、聞いたことあるけどよく知らなかった。

ただ鮎川誠のことは良く覚えている。
なぜか、

1993年10月クール木曜劇場「愛情物語」
1994年1月クール金曜ドラマ「いつも心に太陽を」

の2作品で、衝撃的な演技を見せたからだ。
「愛情物語」は演奏場面が多く、違和感は緩和されていたが、
「いつも心に太陽を」では、あまりに、あまりにだった。

伊藤一尋プロデューサーは
「なんて、キャスティングをしたんだ」
と当時思ったことを今でもよく覚えている。
そのくらいのあまりさだったということ。


とても素晴らしい作品だった。

主演の石橋静河の雰囲気が好きだ。
dele第2話、「半分、青い。」にも出演していたが、
ドラマデビューはこの「You May Dream」というのは驚いた。
これからが楽しみな女優の一人である。

福山翔大も、朴訥な感じをうまく演じていた。

そして、石橋静河の母親役を演じたのは徳永玲子

徳永玲子??誰だっけ?
どこかで見たことあるけど・・・そんなに頻繁には見ていない。
うーん、と思って調べたら「アサデス。」のメインMCの人だった。

女優ではないが、以前は劇団にも所属していたからか、
理解ある母親を見事に演じていた。

そして、このドラマの質をグッと高めたのは、松重豊
さすがの演技という稚拙な演技が失礼なほどの、圧巻の存在感。
福山翔大に勝負して来いと東京へ送り出すシーン。
続いて、石橋静河に上京することを促すシーン。
どちらも最高にかっこよかった。

シーナがすでにこの世にいなかったことは、
この「You May Dream」のラストで知った。
そして「You May Dream」がどのような曲かも知り、
何度も聞いていたことを知った。


最後に、
NHK福岡放送局のブログで一坊寺剛チーフ・プロデューサーが下記のようにコメントしている。

今年3月に九州沖縄で放送された、
NHK福岡放送局制作ドラマ「You May Dream」が
「東京ドラマアウォード2018」にて「ローカルドラマ賞」を受賞しました。
このドラマの制作にあたりましては、ご関係する多くの皆様のご尽力、
ご協力を賜りました。
今回のこの栄誉はその賜物です。
改めて感謝申し上げます。

3年前にシーナさんは逝去されましたが、
ここ福岡では私どものみならず様々なメディアの皆様が、シーナさん、
そしてシーナ&ロケッツというロックアーティストを語り継いでいます。
いわずもがな、それだけシーナさんは魅力的で
大きい存在だったのだと思います。

私自身、長らくNHKで音楽番組の制作にたずさわってまいりましたが、
そこで幾度かシーナ&ロケッツのみなさんとご一緒させていただき、
シーナさんにお目にかかる機会がありました。
そのときの素敵なシーナさんのお姿を、今も鮮明に記憶しております。

しかし当然ながら、いまやシーナさんと
音楽番組でご一緒することは叶いません。
だからこそ、私たちなりの形で“シーナさんという
福岡の誇りを語り継ぐ”ことを考えたときに、
ドラマという形で「なぜシーナ&ロケッツが生まれたのか」をたどり
将来に伝えていくことが、
私たちにできることではないかという考えにいたりました。

またそのストーリーに流れる「夢をあきらめない気持ち」。
ここ福岡から夢を追い、駆け上がっていった姿が、ご覧の皆様に
少しでも勇気や希望を届けることができれば、という思いの元、
スタッフ一丸となり制作に取り組みました。
それがこのような栄誉に預かることになりまして、
望外の喜びでしかありません。

ただ今回はなにより、鮎川誠さんはじめ、シーナ&ロケッツの皆様、
ゆかりの皆様、ご関係の皆様の多大なご協力、ご尽力があってこそのドラマ化でした。
そして、天国のシーナさんがこうした機会を与えてくださったのだとも思っております。
この賞を、シーナさんこと、鮎川悦子さんにささげます。本当に有難うございました。

また番組をご覧いただいた皆様から、あたたかい言葉を本当に多数頂戴いたしました。
改めて、番組をご覧いただきまして大変有難うございました。
これからも私どもNHK福岡は、みなさまの声に支えられながら、
誠心誠意ご期待に沿える番組作りを進めてまいりたいと思っております。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

NHK福岡放送局 番組チーフ・プロデューサー  一坊寺 剛

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