前略 めぐみちゃんへ ~横田夫妻、最後の戦い~

偶然見たのだが、涙が止まらなかった。

1977年に拉致されてから41年。
2002年の拉致被害者5人の帰国から16年。

これだけでの月日が過ぎても
横田めぐみさんは今日まで姿を現していない。

月日はただ流れるわけではなく、人の老いとともに流れ行く。

去年4月から入院生活が続き、テレビでその姿を見なくなった横田滋さんは現在86歳。入院直前まで番組のカメラはその姿を追い続けていた。集会でなかなか言葉が出ずに詰まってしまう場面、会見で絞り出すようにめぐみさんの名を呼ぶ場面、靴の脱ぎ履きも含め日常生活の全てを早紀江さんがサポートする場面など、あのいつも誰に対しても笑顔を絶やさず精力的に活動してきた滋さんに忍び寄る「老い」を取材。滋さんは今も、めぐみさんから拉致の前日にプレゼントされたくしや、めぐみさんの写真を病室に置いて、めぐみさんの帰りを待っているという。(番組HPより)

横田滋さんは86歳。
亡くなった拉致被害者家族も少なくない。

なぜ解決できないのか、は分からない。
でも解決できていない事実は誰もが知っている。

今回、一番つらかったシーンは、自分の娘の帰国は叶わなかった
2002年の拉致被害者5人帰国時の羽田空港での横田滋さんの行動。

タラップから帰国した拉致被害者を囲む、被害者の会の人々。
その中で横田滋さんは自分の娘が帰ってこなかったことを悲しんでいる様子を見せることなく
帰国者の家族の写真をいろいろなところで撮っていた。
悲しむより、他者の幸せを喜ぶ。
そのような横田滋さんの人柄を表す行動であった。

そう、”最後の戦い”だ。
あえてこのようにつけたのだろう。

もう横田夫妻に残された時間は少ない。

ゴールデン・プライム帯でのオンエアではなかったが、
フジテレビは15:30~17:30の2時間を使って”最後の戦い”のサポートをした。

日本としてもこの”最後の戦い”に報えるような努力を積極的にしてほしい。
言うことしかできず悔しい。

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