CBC制作の「ヤメ暴 ~漂流する暴力団離脱者たち~」を見た。
「暴力団対策法」により暴力団員をやめた人のその後が
気になったことがきっかけでディレクターが取材を始めた番組。
1992年3月に「暴力団対策法」が施行され、
63,800人いた構成員は16,800人まで減少。
つまり、全国にいる”ヤメ暴”は約45,000人という実態がある。
また、現在国が把握している”ヤメ暴”は過去10年で約23,000人。
その中で就職したのは182人という状況。
今回取り上げられたのは、香川県善通寺市にある建設会社「西山組」の会長西山俊一さん。
西村会長は、山口組系列の暴力団の組長になったものの
32歳の時に上部組織の解散を期にカタギの世界に入った。
その後、共に足を洗った仲間たちと「西山組」を立ち上げていた。
その後、共に足を洗った仲間たちと「西山組」を立ち上げていた。
その西山さんのもとには全国の”ヤメ暴”の人たちから手紙が届いている。
それは、その「西山組」が”ヤメ暴”の自立支援を行っているからである。
現在、20~60代の10人が一緒に暮らし、30人以上が巣立っていった。
給料は月20数万円程度(週休2日制)で、寮費などを差し引かれたものを従業員に支給
と、きちんとした体制を整えた企業だからである。
ただ前述したように、就職できない”ヤメ暴”がほとんどである。
違法な形で、楽して稼げることを覚えてしまうと、
なかなか体を動かして苦労して稼ぐことが億劫になってしまう。
今回取り上げた”ヤメ暴”も、
建設の仕事について、当初は仕事を覚えて独立すると言っていたものの、
荷物を残したまま、無断で退職し失踪してしまった。
その後荷物を送り返してほしいと願い出た住所は、暴力団事務所であった。
昨日書いた「詐欺の子」でも感じたことだが、
詐欺で簡単に稼げることに慣れてしまう恐ろしさである。
やっぱり自分は働けないから、悪いことして稼がなくては。
そっちの方が楽だし・・・
そんな気持ちが透けて見えるインタビューもあった。
西山さんは
「暴力団について法律などでヤメさせたが、
ヤメた人が彷徨っている状態を、国はどう考えているのか尋ねたい」
とおっしゃる。
確かにそうだ。
国は「良かれ」と思って、闇から抜け出せるようにしたのかもしれない。
ただ実際は、
闇から抜け出せたように見えて、
抜きれていなくて、
また戻ってしまっている
そんな状況だったのだ。
また戻っている実態への対策が急務である。
とにかく西山俊一さんの熱い思いが伝わってくる時間であった。
一人でも社会復帰できることをただ祈るだけである。






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