2017年4月クール~2020年1月クール3年間の
各連続ドラマ枠の視聴率を分析してみた。
今回は各枠の視聴率二桁回数割合。
つまり、9.9%以下か、10.0%以上か、
10.0%でも、25.3%でも二桁1回は1回という計算。
以前では、連続ドラマで15%、20%は珍しいことではなかった。
この3年の数字で見てみると、
10の連続ドラマ枠 1,197回(全放送回数)
467回(二桁視聴率回)
↓
39.0%(二桁視聴率割合)
と半数どころか3回に1回がやっとという状況。
ということで、各枠の状況を見てみると
順位 | 局 | 枠 | 二桁視聴率・率 | 最高視聴率・作品名 | ||
1 | TBS | 日曜劇場 | 86.7% | 104回/120回中 | 21.0% | 99.9 -刑事専門弁護士- |
2 | EX | 木曜ドラマ | 85.2% | 92回/108回中 | 25.3% | Doctor-X 外科医・大門未知子 |
3 | CX | 月9 | 49.2% | 62回/126回中 | 16.4% | コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-3rd season |
4 | NTV | 水曜ドラマ | 45.8% | 55回/122回中 | 14.5% | 奥様は、取り扱い注意 |
5 | TBS | 金曜ドラマ | 36.9% | 45回/122回中 | 13.6% | コウノドリ |
6 | TBS | 火曜ドラマ | 30.3% | 37回/122回中 | 19.2% | 義母と娘のブルース |
7 | NTV | 土曜ドラマ | 25.0% | 30回/120回中 | 13.3% | もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜 |
8 | NTV | 日曜ドラマ | 19.3% | 23回/119回中 | 19.4% | あなたの番です |
9 | CX | 関西テレビ制作枠 | 8.4% | 10回/118回中 | 13.9% | CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 |
10 | CX | 木曜劇場 | 7.5% | 9回/120回中 | 13.0% | グッド・ドクター |
合計 | 39.0% | 467回/1,197回中 |
とTBS「日曜劇場」、EX「木曜ドラマ」枠が85%強で超好調の
一方、CX「関西テレビ制作」CX「木曜劇場」枠は一桁と超低迷。
特に「木曜劇場」は、「グッド・ドクター」以外はすべて一桁という結果。
「木曜劇場」歴代作品の最高視聴率トップ10は
作品名 | 放送年 | 最高視聴率 | 放送回 | |
1 | 愛という名のもとに | 1992年 | 32.6% | 最終回 |
2 | 白い巨塔 | 2004年 | 32.1% | 最終回 |
3 | 眠れる森 | 1998年 | 30.8% | 最終回 |
4 | Age,35 恋しくて | 1996年 | 28.1% | 最終回 |
5 | 29歳のクリスマス | 1994年 | 26.9% | 最終回 |
6 | Dr.コトー診療所2006 | 2006年 | 25.9% | 最終回 |
7 | 電車男 | 2005年 | 25.5% | 最終回 |
8 | 素晴らしきかな人生 | 1993年 | 25.0% | 最終回 |
9 | しゃぼん玉 | 1991年 | 24.9% | 第2回 |
10 | 親愛なる者へ | 1992年 | 24.4% | 最終回 |
と、1990年代がほとんどではあるが、30%台も記録した枠だ。
再起を期待したい。
以外だったのは「月9」。
もっと低迷しているかと思ったが、49.2%とほぼ半数で二桁。
一時期の超低迷期を脱している。
テレビ朝日は「木曜ドラマ」枠以外、
「科捜研の女」等を要する木曜20時~「木曜ミステリー」枠
「相棒」等を要する水曜21時~「水曜21時」枠
も安定している。
他局も続編・シリーズ化を仕掛けたくなる理由が良くわかる。
最後に、他の枠とは一線を画する
「関西テレビ制作」枠にはとにかくがんばってほしい。
そして、草彅剛に戻ってきてほしい。
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