そもそもなぜ「赤ちゃんポスト」という名称なんだろうか?
もっとより良い名称はないのだろうか。この名称こそが赤ちゃんをモノ扱いしていて悲しい。
2006年熊本県熊本市に設置された「こうのとりのゆりかご」こと「赤ちゃんポスト」。
実は、1986年に群馬県に設置されていたことをご存知だろうか。
1986年から5年間、群馬県大胡町(現前橋市堀越町)にある
養護施設「鐘の鳴る丘少年の家」で『天使の宿』と呼ばれる、
赤ちゃんポストと同様の施設が設置されていた。
自分の育った街の隣町に設置されていたことを知らなかった。
このドキュメントは「天使の宿」で育てられた7人のうちの3人の二十歳の生活を追った。
非常に興味深いドキュメントだった。
それにしても、子どもを置き去りにするなんて、自分が親になる前もなった後も
これぽっちも意味が分からない。
でも、実際に置き去りにしてしまう人がいるわけだし、
いるわけだから、何の罪もない子どもを救わなくてはいけない。
だから、設置意義はあるのだと思う。
ただ、「親の愛」がないことが人生を不幸せにするのか?と考えると、
あることがどれだけ幸せかは言わずもがなである。
最大の課題は、
”「愛」をどのように与えていくか”なのである。
起きてしまった(捨てられてしまった)ことは、事実でありもう変えられない。
この番組を見て思ったのは、「愛」の欠如だ。
育てることは出来たのだろうが、愛を与えるまでには至らなかったのであろう。
育てるだけで、どれだけパワーを必要とするかは理解できるのだが・・・
”愛”は、偽善的な言葉だけでは伝えれない。
全力でぶつからないと”愛”は伝わらない。
でも、『天使の宿』で育った6人が「生きていて良かった」と思えたら
まずはそれだけで幸せである。
人様には迷惑をかけなければという大前提つきではあるが。
鈴木杏のナレーション、落ち着いてなかなか良かった。










