2019年4月1日にスタートした上田まりえがメインパーソナリティを務める
文化放送朝の生ワイドラジオ番組「なな→きゅう」。
上田まりえ(月曜~木曜)
鈴木あきえ(金曜:~2020年10月30日、2021年2月26日~)
高橋みなみ(金曜:2020年11月6日~2021年2月19日)
パートナー
月曜:宮下純一・今浪隆博(隔週出演)
火曜:ユージ
水曜:柴田英嗣(アンタッチャブル)
木曜:岡田圭右(ますだおかだ)
金曜:寺島啓太(文化放送アナウンサー)
という布陣で放送されてきたが、2021年1月18日放送のエンディングで、
2021年3月26日をもって「なな→きゅう」終了がアナウンスされた。
(2021年1月18日 ORICON NEWS)
上田まりえのオフィシャルブログ「上田まりえオフィシャルブログ ど直球」で
も「なな→きゅう」終了について詳細に語った。
「なな→きゅう」3時間拡大の話があったところからの急転直下の番組打ち切り。
文化放送の午前7時台のワイド番組は
「なな→きゅう」2019年4月1日~(2021年3月26日):7時00分~9時00分
「The News Masters TOKYO」2017年4月3日~2019年3月29日:7時00分~9時00分
「福井謙二 グッモニ」2013年4月1日~2017年3月31日:7時00分~9時00分
「吉田照美 ソコダイジナトコ」2007年4月2日~2013年3月29日:6時00分~8時30分
「吉田たかよし プラス!」:2006年4月3日~2007年3月30日:6時30分~8時30分
「蟹瀬誠一 ネクスト!」2003年3月31日~2006年3月31日:6時30分~8時30分
「チャレンジ! 梶原放送局」2000年4月3日~2003年3月28日
2000年以降7番組で平均3年という短命。
ニッポン放送を調べてみると実は
「飯田浩司のOK! Cozy up!」2018年4月2日~:6時00分~8時00分
「高嶋ひでたけのあさラジ!」2010年6月28日~2018年3月30日:6時00分~8時00分
「上柳昌彦のお早うGoodDay!」2007年10月1日~2010年6月25日:6時00分~8時30分
「森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!」2006年4月3日~2007年9月28日:5時00分~8時30分
「森永卓郎朝はニッポン一番ノリ!」2005年3月28日~2006年3月31日:5時00分~8時30分
「森永卓郎の朝はモリタク!もりだくSUN」2004年3月22日 - 2005年3月25日:6時00分~8時30分
「高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団」1985年4月8日 - 2004年3月19日:6時00分~8時30分
文化放送同様7番組。
ただし、文化放送と異なるのは、森永卓郎の3番組が1年で終了しているということ。
ワイド番組1年終了はなかなかないわけだから、よっぽど聴取率が低迷したのであろう。
森永卓郎と3年契約を結んでしまったのか、
メインパーソナリティを変えることができずニッポン放送の朝ワイドは3年間大きく低迷したことになる。
その後上柳昌彦、高嶋ひでたけとベテランパーソナリティで挽回を図ったが定着はしなかった。
があるからだ。
放送開始31年、放送8,000回を超えるお化け番組である。
「森本毅郎・スタンバイ!」を聞かない層は、午前7時台にラジオを聞かない。
だから「森本毅郎・スタンバイ!」打倒で文化放送・ニッポン放送は番組制作をしてきた。
「なな→きゅう」はあえて「森本毅郎・スタンバイ!」路線を外して、
「森本毅郎・スタンバイ!」を聞かない聴取者をどうとるか?ということを考え、
今までとは異なる聴取者を狙った企画だった。
コロナ禍でradikoのタイムフリー、エリアフリー機能を駆使し、
この1年でラジオを聞く機会が増えた人は多い。
ここからが「なな→きゅう」のチャンスだったとも思う。
ただ、いかんせんパートナーが弱かった。
で
パートナーがもう少し上田まりえを
引っ張ることで変わるのかもしれない。
「たまむすび」を見ていると、
パートナーはパートナーというよりも、協同パーソナリティという存在。
「なな→きゅう」がその域まで行けば、
上田まりえも救われる部分があるのではないかと思う。
コロナウイルス感染症拡大でラジオ需要は確実に広がっている。
今がチャンス。ここで認知拡大を。
と書いた。
結局パートナーは変わらず仕舞い。結局はそこが致命傷になったのかもしれない。
「なな→きゅう」は打ち切り後は、
現在午前5時から放送している「おはよう寺ちゃん 活動中」が4時間に拡大するという。
それはつまり「森本毅郎・スタンバイ!」路線への回帰である。
そして、
(2021年1月19日 ORICON NEWS)
2番組で4時間より、1番組で4時間の方が制作コストがかからないということが理由なのだろう。
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