NHK土曜ドラマ枠で2021年4月25日にスタートした
渡辺あや作 松坂桃李主演「今ここにある危機とぼくの好感度について」
第1回放送前、全国の大学教職員のSNSを見ると多くの期待コメントとが並んでいた。
そして、放送後の確認してみると多くのSNSで評価が並んでいた。
確かに「今ここにある危機とぼくの好感度について」リアリティある作品だった。
第1回のあらすじは、
イケメンアナウンサー・真(松坂桃李)は当たり障りのない発言だけを心掛けて来たが人気が低迷。恩師・三芳(松重豊)の誘いで大学の広報マンに転身する。石田(渡辺いっけい)率いる広報課に着任早々、須田(國村隼)、鬼頭(岩松了)ら理事たちに呼び出された真は、スター教授・岸谷(辰巳琢郎)の論文不正を告発した非正規研究者・みのり(鈴木杏)に接触するよう命じられる。彼女は大学でほんの一時期付き合った元カノだった。
というもの。
2018年に放送された佳作「ワンダーウォール」で、大学の学生寮を描いた脚本の渡辺あや。
「ワンダーウォール」もそうだったが、フィクション部分を利用しながら、
本当に伝えたいことを伝える渡辺あやの脚本が巧みだ。
「今ここにある危機とぼくの好感度について」の第1回だけでもその片鱗が見えている。
全5回、どのようにそのパーツが埋まっていくのかが楽しみだ。
脚本はもちろんなのだが、キャスト陣もさすがNHKというべき充実さ。
まず、鈴木杏をキャスティングしたのが大きい。
非正規の若手研究者役という難しさを十分に理解した上での名キャスティングだと思う。
鈴木杏の表情、特に目が素晴らしい。
次回以降どのようになっていくのかが楽しみである。
そして、
松重豊の総長
國村隼の理事
岩松了の総務・広報担当理事
高橋和也の教授
渡辺いっけいの広報課長
いずれも大学のことを知らない人には、
デフォルメされているように見えるかもしれないが、
本当にあるあるいや、いるいるなのだ。
国立大学という舞台を基に、渡辺あやは5回を通じて何をどのように描いていくのか。
「今ここにある危機とぼくの好感度について」見逃せない作品となった。
放送局:NHK
放送枠:土曜ドラマ
脚本:渡辺あや
音楽:清水靖晃
分子生物学考証:岡野ジェイムス洋尚
研究不正調査考証:中村征樹
エジプト考古学考証:近藤二郎
アクション指導:武智健二
演出:
柴田岳志
堀切園健太郎
制作統括:
勝田夏子
訓覇圭
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK
出演:
松坂桃李
鈴木杏
渡辺いっけい
高橋和也
池田成志
温水洋一
斉木しげる
安藤玉恵
岩井勇気
坂東龍汰
吉川愛
若林拓也
坂西良太
國村隼
古舘寛治
岩松了
松重豊
この記事へのコメント
OdbNN